去りがたい写真展 荒木経惟展「淫冬」

荒木経惟の、本年最初の個展である「淫冬 IMTOU」が東京・原宿のAMにて開催中だ。 昨夏開催された個展「淫夏」同様、今回もインスタントフィルム作品を中心に多彩なシリーズで構成されている。

©Nobuyoshi Araki
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ミューズKaoRiをモデルに、「淫夏」展会場と、その後の素の状態の計2回、AMにおいて、新作のシューティングが行われ、着物姿(ARAKIMONO)、ヌード、IMPOSSIBLEフィルム作品、6×7カラーポジフィルムによる大判作品が展示されている。

©Nobuyoshi Araki
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また、「西ノ空」シリーズでは、ここ数年毎早朝にバルコニーから撮影され、2015年の個展「往生写集」の際の近作「東ノ空」とは違い、透き通る青空が、宵に向かうにつれ紅く染まっていく様を、ポラロイドフィルムで撮影したもので、陽の昇る「生」を象徴する東ノ空とは対照的ともいえる「彼岸」を想わせる暮れなずむ夕日は、切なく哀愁深い情景を描きだしている。

©Nobuyoshi Araki
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1979年から85年にかけて撮影し、当時の『SMスナイパー』誌連載のため制作され、フランスの雑誌の荒木特集のために荒木氏自身がプリントしたヴィンテージ作品「ARAKIMBAKU in 80s」も展示。

©Nobuyoshi Araki
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これらの他にも2000年代に撮影された「花」「花とヤモリンスキー」、「‘時’記」(荒木氏による。日記よりスパンが短い)のように撮影された現在進行形の作品も閲覧することが出来る。

©Nobuyoshi Araki
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視点や歩き方を変えるたびに、気づかなかった作品の魅力が目に飛び込み、行きつ戻りつじっくり見れば見るほどにもうひとつ、またひとつと、物語への入り口がたちあらわれるはずだ。

荒木経惟「淫冬」 NOBUYOSHI ARAKI IMTOU

会期: 2016. 2. 3. – 4. 30 13:00 – 19:00 OPEN 木曜~日曜+祝日+2/3[月曜~水曜は休館]
会場: AM 東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301 03-5778-3913 contact@am-project.jp


AM