そのヌードには、秘密がある。『ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより』

ヌード─ 人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきた。
美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなった。
本展は、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、 19 世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画から現代の身体表現まで、西洋美術 の200 年にわたる裸体表現の歴史を紐とく。

フレデリック・レイトン が神話を題材として描いた理想化された裸体から、ボナールらの室内の親密なヌード、 男女の愛を永遠にとどめたロダンの大理石彫刻《接吻》[日本初公開]やシュルレアリス ムの裸体表現、人間の真実に肉迫するフランシス・ベーコン、さらにはバークレー・L・ ヘンドリックスやシンディ・シャーマンなど、現代における身体の解釈をとおして、 ヌードをめぐる表現がいかに時代とともに変化し、また芸術表現としてどのような意 味をもちうるのか、絵画、彫刻、版画、写真など134 点でたどる。

最も美しいエロティシズムのイメージを彫りだしたロダンの傑作、《接吻》。 等身大を超える迫力の大理石像が、日本初公開となる。 主題に対する深い考察と、徹底したモデルの観察を通して、人間の本 質的な姿を追求したロダン。情熱的に抱き合うふたりの姿には、高まる 男女の感情が、大理石の滑らかな光沢とともに官能的に表現されている。そこには、ロダン自身にとって生きることの根源にあった、真実の 愛の悦びが表されているといえるだろう。

オーギュスト・ロダン
《接吻》(部分)
1901-4年
ペンテリコン大理石
182.2×121.9×153.0cm
Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image © Tate, London 2017 ※作品画像の転載・コピーは禁止

さらに本展覧会のみどころは
① テーマは「ヌード」。西洋の芸術家たちの挑戦の軌跡を追う。
「ヌード」は西洋の芸術家たちが絶えず向き合ってきた永遠のテーマ。しかし、「ヌード」 をテーマにした大規模な展覧会は前例が少なく、挑戦的な試み。本展は、この難しいテ ーマに意欲的に取り組み、ヴィクトリア朝から現代までのヌードの歴史を辿る。
② 近現代美術の殿堂、英国テートからヌードの傑作が集結。
1897 年の開館以来、世界屈指の近現代美術コレクションと先進的な活動で常に美術界をリ ードしてきたテート。その至高の作品群よりヌードを主題とした作品が集結する。ロダン の大理石彫刻《接吻》をはじめ、ターナーが描いた貴重なヌードスケッチや、マティス、ピカソ、 ホックニーなど19 世紀後半から現代まで、それぞれの時代を代表する芸術家たちの作品が 出品される。
③ ロダンの大理石彫刻《接吻》が日本初公開!
ロダンの代表作であり、男女の愛を永遠にとどめた《接吻》。情熱に満ち、惹かれ合うふたりの純粋な姿が、甘美な輝きに包まれている。「恋愛こそ生命の花です」※ 、こう語るロダン にとって、愛することは生きることそのものであり、また制作の原点であったといえるだろう。ブロンズ像で広く知られる《接吻》だが、高さ180 センチ余りのスケールで制作 された迫力の大理石像は世界にわずか3 体限り。そのうちの一体がついに日本初公開される。
※高村光太郎訳『ロダンの言葉抄』より

アンリ・マティス
《布をまとう裸婦》
1936年
油彩/カンヴァス
45.7×37.5cm
Tate: Purchased 1959, image © Tate, London 2017 ※作品画像の転載・コピーは禁止

 

フレデリック・レイトン
《プシュケの水浴》
1890年発表
油彩/カンヴァス
189.2 × 62.2cm
Tate: Presented by the Trustees of the Chantrey Bequest 1890, image © Tate, London 2017 ※作品画像の転載・コピーは禁止

 

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》
「スイス人物」スケッチブックより 1802年 黒鉛、水彩/紙
16.3×19.8cm
Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image © Tate, London 2017 ※作品画像の転載・コピーは禁止

 

デイヴィッド・ホックニー
《23, 4歳のふたりの男子》
C.P. カヴァフィスの14編の詩のための挿絵より
1966年
エッチング、アクアチント/紙
34.5×22.3cm
Tate: Purchased 1992 ©David Hockney ※作品画像の転載・コピーは禁止

 

バークレー・L・ヘンドリックス
《ファミリー・ジュールス:NNN[No Naked Niggahs(裸の黒人は存在しない)]》
1974年
油彩/麻布
168.1×183.2cm
Lent by the American Fund for the Tate Gallery, courtesy of the North American Acquisitions Committee 2011, image © Tate, London 2017 ©Estate of Barkley L. Hendricks. Courtesy of Jack Shainman Gallery, New York. ※作品画像の転載・コピーは禁止

 

ヌード NUDE  ─英国テート・コレクションより  

会場 横浜美術館
会期 2018年3月24日(土)〜6月24日(日)
開館時間 10:00 ~ 18:00 *ただし、5 月11 日(金)、6 月8 日(金)は  20:30 まで(入館は閉館の30 分前まで)
休館日 木曜日、5月7 日(月) *ただし5 月3 日(木・祝)は開館
主催 横浜美術館、読売新聞社、テート
協賛  大日本印刷
後援 ブリティッシュ・カウンシル、J-WAVE
観覧料(税込)
一般 ¥1,600[1,400 / 1,500]
大学・専門学校生 ¥1,200[1,000 / 1,100]
中学・高校生 ¥600[400 / 500]
※小学生以下無料
※65歳以上は¥1,500(要証明書、 美術館券売所でのみ対応)
※[ ]内は前売および 有料20名以上の団体料金(美術館券売所でのみ販 売、要事前予約TEL: 045-221-0300) ※障がい者手 帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※前売券 は、2018 年1 月20 日(土)〜3 月23 日(金)まで、 横浜美術館、展覧会公式サイト、チケットぴあ、ロ ーソンチケットほか、主要プレイガイドにて発売。
展覧会公式サイト https://artexhibition.jp/nude2018/
展覧会公式Twitter @nude2018
お問合せ(ハローダイヤル) 03-5777-8600
横浜美術館 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1

TEL:045-221-0300(代)  FAX:045-221-0317
http://yokohama.art.museum
アクセス
●みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみ らい駅」3 番出口から徒歩3 分
● JR 線、横浜市 営地下鉄線「桜木町駅」から「動く歩道」を利用、 徒歩10 分


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