地上最も過激な格闘技「バガン遺跡群震災復興支援 Lethwei in Japan 4 FRONTIER」

6月16日(金)東京・TDCホールにて開催された「バガン遺跡群震災復興支援 Lethwei in Japan 4 FRONTIER」は、2016年8月にミャンマー北部で起きた地震により、遺跡崩壊などのバガン遺跡群の復興支援大会として開催された。


ラウェイは、拳にバンデージを巻き、ヒジ、投げだけでなく、頭突きや、故意ではない金的が認められた地上最も危険な格闘技と称されている。さらに、試合中に”タイム”を使用し、2分間のインターバルを得ることが可能(両選手それぞれ試合中1度のみ)、試合前後には両選手による”ヤイ・ダンス”が行われ、ミャンマー伝統楽器による生演奏とともに実況アナによる「ハヤー!」のかけ声が場内に響き渡り、過激で聖なる闘いが繰り広げられた。
その模様を、ファイティング・ドキュメンタリー「BLACK&FIGHT」でお送りします!

©All Photograph by Xesanat

▼第1試合 60kg契約 3分4R ※判定なし
△BAKI(SHIROI DREAM BOX)
ドロー ※時間切れ
△チャー・バー・ヘイン(ミャンマー)
”非公認”BAKIが日本大会へのモチベーションが高いヘイン。前に出るNAKIに対し頭突きで応戦するヘイン。出血したBAKIはなおも前に出るが、ヘインがBKAIの攻撃を見切ったかのようにヒジ、ヒザ、回し蹴りで翻弄する。結果はラウェイのルールによりドローとなった(判定決着がないため)

▼第2試合 61kg契約 3分3R ※判定なし
○ユリア・ストリアレンコ(リトアニア/SEI☆ZA)
KO 2R 1分32秒 ※左右フック連打
●ス・ライ・ウー(ミャンマー)
GIRL’S BUDO ENTERTAINMENT『SEI☆ZA』で活躍するユリア・ストリアレンコがラウェイ初登場。対するウーはヤンゴンから陸路14時間の山奥のジムでトレーニングしているラウェイ女戦士。負けん気の強いユリアが前に出て圧力をかける。フィジカル差を痛感するウーはサークリングしながら前蹴りで距離をとるが、ユリアのパンチを被弾しダウン。セコンドがタイムを要求し2分間のインターバルがとられる。試合が再開してもユリアが圧力をかけ打撃のコンビーネーションでラッシュをかけるとフックがウーに直撃し大の字に倒れユリアがKO勝ちした。

▼第3試合 64kg契約 3分3R ※判定なし
△ブロニカ(ミャンマー)
ドロー ※時間切れ
△高橋奈七永(シードリング)
果敢に前に出る髙橋だが、ブロニカの打撃に翻弄される。ヒザ蹴りと頭突きで対向する髙橋だが、ブロニカの打撃に防戦一方となるもKOは免れドローとなった。

▼第4試合 70kg契約 3分5R ※判定なし
○ピャン・トゥエ(ミャンマー)
TKO 4R終了 ※ドクターストップ
●渡慶次幸平(=とけし・こうへい/クロスポイント吉祥寺)
パンクラスを主戦場とするMMAファイター渡慶次幸平が、ラウェイ無敗、2016年度ラウェイMVPに輝いたピャン・トゥエとの一戦。渡慶次はMMAの打撃スタンスで放ったストレートでトゥエが鼻血を出す。フットワークを駆使しトゥエの打撃をかわしていた渡慶次だったがトゥエのヒジを被弾しラッシュをかける。互いに激しく打ち合うと渡慶次が右目をカットしパンチと至近距離の頭突きを被弾すると顔が変形するほど腫上がり、ドクターが試合続行不可能と判断。トゥエがTKO勝ちをおさめた。

▼第5試合 57kg契約 3分5R ※判定なし
○浜本”キャット”雄大(クロスポイント大泉)
KO 3R 42秒 ※左ボディブロー
●ヤー・ザー(ミャンマー)
前回大会でラウェイ戦士を圧倒しながらも引き分けた浜本、相手は第2回大会でメインイベントに出場し、ムエタイ・WPMF王者を相手に引き分けた18歳のザー。リズミカルに打撃を繰り出す浜本。右フッックから、ボディ一閃。この一発でザーがダウン。センコンドがタイムを要求し2分間のインターバル。試合再開後も攻め込む浜本。3R、ザーも前に出るが浜本がローを効かすと後退する。追いつめたところに浜本のボディが突き刺さりザーがダウン。浜本にMTBF&ILFJ認定チャンピオンベルトが贈られた。

▼セミファイナル・第6試合 65kg契約 3分5R ※判定なし
○ター・テ・タプイン(ミャンマー)
TKO 3R 2分28秒 ※パンチ連打
●蓮實 光(パラエストラ栃木)
4月の前回大会の再戦となったこの試合は、序盤から両者が激しく打ち合う。MMAファイターの蓮實が押し込むと、タプインは蓮實の背中にヒジを落とす。感情むき出しの蓮實が前に出ると、タプインは冷徹な表情を浮かべつつ多彩な打撃で蓮實を翻弄する。蓮實が間合いを計った瞬間タプインの頭突きが直撃しダウンするとセコンドがタイムを要求。再開後、声を上げながら前に出る蓮實を打撃で応戦するタプイン。交差する激しい打撃。攻めこまれた蓮實がダウンを繰り返すと、1ラウンド中に3回ダウンを喫したことでTKO負けが下された。

▼メインイベント・第7試合 80kg契約 3分5R ※判定なし
○デーブ・レダック(カナダ)
KO 2R 2分23秒 ※ヒザ蹴り
●ニルムコーン・スッサコーンジム(タイ)
“ラウェイの英雄”と呼ばれるトゥン・トゥン・ミンをKO勝利し、ミャンマーラウェイ無差別級世界王者となったカナダのムエタイ戦士デーブ・レダック。対するは、ムエタイ王国タイからラウェイ初参戦のニルムコーン・スッサコーンジム。互いにベースはムエタイだが、22歳にしてムエタイ戦績85戦62勝20敗3分のニルムコーンに、リーチで勝るレダックがヒザ、頭突き、打撃で攻め込む。効かされたニルムコーンをさらにレダックの左ストレートが襲いダウン! セコンドがタイムを要求する。2R、レダックが前蹴りとパンチとヒジを狙いニルムコーンの距離を潰すし、ヒザ蹴り一閃!これがニルムコーンのアゴを打ち抜き、ニルムコーンがダウンすると起き上がれず、レダックがKO勝ちをおさめた。

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