「打・投・極」の転生輪廻 「プロフェッショナル修斗公式戦」

4月23日(日)千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された「プロフェッショナル修斗公式戦」。斎藤裕(パラエストラ小岩)vs宇野薫(UNO DOJO)の世界戦をメインに、セミには世界レベルの一戦、扇久保博正(パラエストラ松戸)vsダニー・マルティネス(アメリカ)がラインナップされた。本戦8試合の模様を、A-bonD Japanのリポートとファイティング・ドキュメンタリー「BLACK&FIGHT」でお送りします!

© All Photo by Xesanat Text by A-bonD Japan

第1試合 インフィニティリーグ2017フェザー級 5分2R
○山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)
●仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
判定2-1

第2試合 バンタム級 5分3R
○金物屋の秀(SHOOTO GYM K’zFACTORY)
●一條貴洋(ブレイブハート)
判定3-0

第3試合 ストロー級 5分3R
○澤田龍人(AACC)
●木内崇雅(和術慧舟會GODS)
KO 1R 1分08秒
ストロー級ベルトを狙う世界2位の澤田龍人が木内崇雅と対戦。両者打ちあいの展開の中、澤田の鋭いパンチがヒット。ダウンした木内にパウンドの追撃をかけ、68秒の秒殺劇を披露した。

第4試合 バンタム級 5分3R
○トリスタン・グリムズリー(アメリカ)
●岡田遼(パラエストラ千葉)
一本 2R 2分31秒
昨年11月のタイトル戦から復帰戦に挑む岡田遼に、修斗が準備したのは国際戦。試合序盤、回転の速い打撃でトリスタン・グリムズリーを圧倒する岡田。岡田の打撃が何度もヒットしストップをかけてもおかしくない場面も。このまま岡田の勝利が決まったかに見えたが、2R、グリムズリーがテイクダウンからバックを取りスリーパー。タップしなかった岡田は完落した。

第5試合 ライト級 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル)
●福本よう一(頂道場・NATURAL9)
一本 1R 2分10秒
ZEST元ライト王者の小谷直之が、修斗に初上陸。初戦の相手はライト級世界7位の福本よう一だったが、試合は小谷の一方的な展開。テイクダウンからしっかりとグラウンドをコントロールすると、最後は腕ひしぎ十字固めで快勝した。

第6試合 ストロー級 5分3R
○猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/同級世界4位)
●箕輪ひろば(総合格闘技道場STF/2016年新人王MVP/同級世界10位)
判定3-0
ストロー級トップランカーの猿田洋祐と昨年の新人王MVPの箕輪ひろばが激闘。十代の新人ファイターの活躍が目覚ましい昨今、試合前の煽り映像もプロデビュー5戦全勝の箕輪に期待する構成。しかし、試合は序盤から猿田のワンサイドゲームに。フィジカル、打撃、テイクダウン、グラウンドコントロール、全局面で修斗期待の新鋭を圧倒。箕輪は最後までチャンスを諦めず、積極的な動きを見せたが、及ばなかった。見事なまでの完封勝利を飾った猿田。試合後のマイクで、チャンピオンの飛鳥拳とのタイトルマッチを熱望した。

第7試合(セミファイナル) フライ級 5分3R
○扇久保博正(パラエストラ松戸)
●ダニー・マルティネス(アメリカ/ALLIANCE MMA)
判定3-0
TUF(ジ・アルティメット・ファイター)トーナメント準優勝を引っ提げホームに戻った修斗世界フライ級王者の扇久保博正が、元UFCファイターのダニー・マルティネスと対戦。打倒極の展開が早い両者の攻防はまさに世界トップレベルの凌ぎ合い。正確性の高い打撃でペースを掴む扇久保だったが、マルティネスは“振り回し系”のパンチで圧力。1R、マルティネスのパンチが扇久保の顔面をとらえ、あわやの場面も。一進一退の攻防の最終R、扇久保がバックを取り、渾身のパワーでチョーク。決まらなかったものの、劇的な勝利を期待した会場からは大歓声が上がった。判定3-0で勝利した扇久保。試合後、RIZIN参戦に意欲があることを宣言した。

第8試合(メインイベント)修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5R
○斎藤裕(パラエストラ小岩)
●宇野薫(UNO DOJO)
判定3-0
注目の世界フェザー級タイトルマッチ、王者の斎藤裕に対し、元修斗ウェルター級王者の宇野薫が挑戦。入場時、41歳のチャレンジャー宇野への声援が大きい。序盤から強烈なプレッシャーをかける斎藤に宇野は真っ向から対峙するが、斎藤のパワーに翻弄。一本を取りに仕掛ける宇野に対し、斎藤はそれをさばきヒザやパウンドで削っていく。フィジカルの圧倒的な差が見て取れる中、“あきらめない”宇野に会場は声援。最終R、宇野が立った状態からチョークをトライしたが、大逆転劇は起こらず。試合は全ラウンドを斎藤が取り、王者の初防衛となった。一方、17年ぶりに修斗のベルトを巻く姿を見せることができなかった宇野だが、その挑戦し続ける姿に観客は惜しみない拍手を送った。


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