壮絶に散る。“ミスターSB”宍戸大樹ラストマッチ『SHOOT BOXING 2016 act.2』

4月3日(日)、東京・後楽園ホールにて開催された『SHOOT BOXING 2016 act.2』。第4試合に出場予定だった海人がインフルエンザで欠場し松崎妖輔戦が中止となり、第1試合に出場予定だったコマツ・ザ・バーバリアンが軽量前日に倒れ腎不全と診断され奥山貴大戦も中止となるアクシデントに見舞われたものの、全7試合激闘が繰り広げられ、メインイベントの“ミスターSB”宍戸大樹ファイナルマッチでは壮絶な打ち合いで1944人の観衆がヒートアップした。その模様をファイティング・ドキュメンタリー「BLACK&FIGHT」でお送りします!

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第1試合
エキスパートクラス特別ルール(スーパーバンタム級=55.0kg)
SB日本スーパーバンタム級6位
○大桑宏章(シーザージム渋谷)
vs
×佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)
※3R判定3-0(28-25、29-25、29-25)
SB4.3-1

第2試合
エキスパートクラス特別ルール(スーパーバンタム級=55.0kg)
SBスーパーバンタム級2位
前SB日本スーパーバンタム級王者
○伏見和之(シーザー力道場)
vs
SB日本スーパーバンタム級
×竹野元稀(風吹ジム)
※3R判定3-0(30-27、30-27、30-28)
SB4.3-2

第3試合
エキスパートクラス特別ルール(67.0kg契約)
SB日本スーパーウェルター級7位
前SB日本スーパーライト級王者
○MASAYA(シーザージム)
vs
FIGHT DRAGONウェルター級王者
×アラン・ソアレス(ブラジリアン・タイ)
※3R1:30KO(右ハイキック)
SB4.3-3

第4試合
エキスパートクラス特別ルール(ヘビー級)
SB日本ヘビー級1位
○南国超人(SOUTHLAND FIGHT CLUB)
vs
×高瀬大樹(アイアムアイ)
※3R判定3-0(30-27、30-28、30-27)
SB4.3-4

4月17日(日)愛知・日本ガイシホールで開催の『RIZIN.1』に参戦が決定しているシュートボクシング世界女子フライ級王者RENA(シーザージム)がブラジルのシンディ・アルベスと対戦することがRIZIN榊原代表から発表された。RENA-RIZIN

さらに、浅草・花屋敷の弘田昭彦氏(株式会社花やしき 代表取締役)が4月16日より『浅草花やしき Presents SHOOTBOXING 2016ヤングシーザー杯』開催の挨拶が行われた。CESER-HANAYASHIKI

第5試合
エキスパートクラス特別ルール(65.5kg契約)
元WMC世界フェザー級王者
×タップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)
vs
元REBELS65kg級王者
○UMA(K&K BOXING CLUB)
※2R0:42 TKO(レフェリーストップ)
SB4.3-5

第6試合
エキスパートクラス特別ルール(55.5kg契約)
SB日本スーパーバンタム級王者
○内藤大樹(ストライキングジムAres)
vs
RISEバンタム級9位
×佐野貴信(創心会)
※3R判定3-0(30-29、30-29、30-28)
SB4.3-6

第7試合
エキスパートクラスルール(68.5kg契約)
SB東洋太平洋ウェルター級王者
×宍戸大樹(シーザージム)
vs
MAXムエタイスーパーライト級王者
○ジャオウェハー・シーリーラックジム(シーリーラックジム)
※3R1:14 TKO(レフェリーストップ)
昨年9月のシリーズ最終戦で自身のタイトルを賭けて対戦したムエタイ王者ジャオウェハー・シーリーラックジムを相手に、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールでラストマッチに挑む宍戸大樹。先輩でもありライバルであったセコンドの緒形健一の「気合い」の張り手を注入され、序盤からジャオウェハーと打ち合いを展開する。2R、宍戸のヒジでジャオウェハーが右目尻をカットし出血。これがジャオウェハーの闘志に火をつけたのか、左右のヒジで宍戸が額を大きくカットし大流血。それでも臆することなく前進する宍戸。両者のヒジの応酬に場内が炎上する。2Rが終了しインターバルの途中にシーザー会長が宍戸サイドに歩み寄り激を飛ばす。止血をし最終ラウンドへと突入する。宍戸が起死回生のフロントチョークを仕掛けるとジャオウェハーは強引に脱出。ジャオウェハーが猛追し強烈なヒジで宍戸の血しぶきがマットを染めると、フラつきながらダウン! レフリーが試合を止めた。。。
SB4.3-7

宍戸大樹 引退式
多くの関係者、支援者、交流のあった選手、さらにはジムの教え子と愛娘から花束を受け、師匠シーザー武士会長からの言葉で顔をクシャクシャにして涙ぐむ宍戸。シーザー武士会長は「泣くな。顔を上げて前を向け」と声をかける。シーザー武士会長会長は「男の引き際というんですか、こういう風に男らしく散るものだなと改めて思いました。去る時の美しさ負けたかもしれませんが、最後まで戦い抜いた勇気を見て、19年間、彼を見てきて、彼を教えて良かったなと思います。これからの宍戸の人生は、シュートボクサーを育てて行ってもらって、SBのそばに置きたいです。彼の傷は生涯残るが、それを見るたびに“あの時、頑張ったんだ”と人生の励みになると思います。現役が終わっても宍戸を応援してください」と語り、
宍戸は「盛大にセレモニーをしていただいて、皆さんに対して感謝の言葉しかありません。20歳から東京に出てきてシーザー会長という親父に面倒をみてもらって、なんとかここまで育ててもらいました。シュートボクシングを続けてきて本当によかったと思います。悔しい思いや寂しい思いや、それ以上に大きな喜びも、全てすべてシュートボクシングで経験させてもらっています。シュートボクシングで人生の半分を過ごしてきましたが、シュートボクシングをやっていなかったらどうなっていたかと思います。これからシュートボクシングに恩返しをして、後輩たちに自分の経験を伝えていきたいと思います。シュートボクシングを見に来てよかったと思ってもらえる大会、選手選手を作ることがこれからの目標です。こんな自分に20年近く付き合っていただきましてありがとうございました」と最後の挨拶をした。
通算戦績82戦58勝(24KO)24敗。“ミスターSB”宍戸大樹2016年4月3日(日)、引退。

SHISHIDO

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