「ロブスター」脚本家ほかスタッフ集結! 映画『ストロングマン』

ギリシャのエーゲ海でクルージングを楽しむ中年男性6人組。釣りをしながら気ままに過ごし、それも飽きてきた頃、船がアテネに帰港するまでの間に誰がストロングマン(最高の男)かを決めるゲームをしようという話になる。

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そして勝者には指輪を贈ることに。‘ズボンのベルトの位置’、‘コレステロール値’から‘料理の知識’など一挙一動に点数を付けて評価し合う。寝相の良さのメモをとりながら観察したり、船内の掃除を誰が早くきれいにできるかを競い、救助の悲鳴に誰が最初に駆けつけるかなど、あらゆる面で一番優れた男を決めるこのゲームに最初は冗談半分で楽しんでいた6人。

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しかし、次第にムキになり男の意地とプライドを懸けた争いへと発展してしまう。果たして、勝者となり指輪を勝ち取るのは誰なのか!?

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監督・脚本は、リチャード・リンクレイター監督『ビフォア・ミッドナイト』の共同プロデューサーであり、女優として出演もしているアティナ・ラヒル・ツァンガリ。彼女はギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートの『籠の中の乙女』の製作にも参加し、また監督・脚本を務めた『Attenberg(原題)』が第67回ヴェネツィア国際映画で女優賞を獲得するなど注目を集める。他にも2004年開催アテネオリンピックの演出を担当するなど、活動は多岐にわたりギリシャで最も期待されている女性監督である。

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ギリシャ映画は他国にはない独特の世界観でここ数年、各映画祭でその存在感を増してきている。本作は、第68回カンヌ映画祭審査員賞受賞作にして、45日間以内にパートナーを見つけないと動物に変えられるという奇抜なテーマで大きな注目を集めた『ロブスター』の脚本家と組み、競争心だけで行動するバカで憎めない6人の男たちが船上で繰り広げる‘奇妙なゲーム’を通して、笑いと誰の心にもある「他人よりも優れていたい」という自尊心を描き、本年度第89回アカデミー賞外国語映画賞ギリシャ代表作品に選ばれた。ほか、第59回ロンドン映画祭 最優秀作品賞受賞、第7回ギリシャアカデミー賞最優秀脚本賞受賞 他5部門ノミネート、第56回テッサロニキ国際映画祭 観客賞受賞など世界各国の映画祭で続々と受賞している。

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本作には、本年度アカデミー賞脚本賞に、話題の『ラ・ラ・ランド』ともに5本のうちの1本としてノミネートされた『ロブスター』の脚本家エスティミス・フィリップ、同作の編集担当などギリシャ映画界を支える実力派スタッフが集結。また、楽曲もミニー・リパートン「Lovin’ you」が予想外の場面で登場し、エレクトロニック・ダンスミュージックのパイオニア的な存在パトリック・カウリーの「Pagan Rhythms」が冒頭から効果的に使われ、この奇妙なゲームが繰り広げられる世界観を印象付けている。

POSTER

映画「ストロングマン」

CAST
ドクター:ヨルゴス・ケンドロス
ヨルゴス:パノス・コロニス
ジョゼフ・ニコラウ:ヴァンゲリス・ムリキス
ディミトリス:マキス・パパディミトリウ
ヤニス:ヨルゴス・ピルパソプロス
クリストス:サキス・ルヴァース
給仕:ヤニス・ドラコプロス
船長:ニコス・オルファノス
料理人:コスタス・フィリポグル

STAFF
監督:アティナ・ラヒル・ツァンガリ
脚本:アティナ・ラヒル・ツァンガリ、エフティミス・フィリップ『籠の中の乙女』『ロブスター』
撮影:クリストス・カラマニス
音響:レアンドロス・ドゥニス『籠の中の乙女』
編集:マット・ジョンソン、ヨルゴス・マブロプサリディス『籠の中の乙女』『ロブスター』
美術:アナ・ゲオルギアドゥ
プロデューサー:マリア・ハジャク、アティナ・ラヒル・ツァンガリ

2015 /ギリシャ/カラー/ギリシャ語/105分   原題:Chevalier
後援:ギリシャ大使館   配給:ファインフィルムズ   映倫  R15+
© 2015 Faliro House & Haos Film
3月25日(土)より 新宿シネマカリテほか全国順次公開

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