映画「福田敬子ー女子柔道のパイオニア」

世界中に柔道を普及させることに尽力した女性柔道家・福田敬子の生涯を記録したドキュメンタリー。

講道館柔道の創始者・嘉納治五郎の薦めで、21歳の時に講道館女子部に入門した福田敬子は、この大会から男子柔道が正式種目となった1964年の東京オリンピックで、エキシビションとして柔道の型を披露した。1966年、柔道の国際的普及のために渡米し、80歳を過ぎるまで世界各地で柔道の普及のため尽力し、2011年にはアメリカ柔道連盟より柔道の最高段位である十段を授与する。これは女性で唯一の十段取得という快挙となった。

映画『福田敬子~女子柔道のパイオニア』に寄せられたコメント

女子柔道の先駆者として単身渡米。大正、昭和、平成と時代が変わり、どんな厳しい状況でも精進され、99歳まで指導をされました。先生のモットーである「つよく、やさしく、うつくしく」を実践した、しなやかで強靭な生き方に出会えたことに大変感謝しています。
全日本柔道連盟副会長 山下泰裕

福田先生こそ女子柔道のパイオニア。女子柔道が今あるのは先生のような多くの女性柔道家のお蔭。先人が開いた道をさらにつなげていくのが私たちの使命。女性のみならず多くの柔道家にこの映画を見ていただきたい。
日本オリンピック委員会理事 山口香

今以上に女児・女性が柔道で活躍することが柔道全体の今後の発展に不可欠であると思います。この映画は、既に柔道をやっている女児・女性が柔道をやり続ける動機付けになると同時に、新しく柔道を始めるきっかけになることを願っています。
21世紀職業財団 岩田喜美枝

福田敬子略歴
1913年4月12日/東京都京橋に生まれる。祖父は福田八之助は嘉納治五郎の柔術の師。
1953年/22歳。嘉納治五郎の薦めで、講道館女子部に入門。
1939年/26歳。講道館初段になる。
1953年/40歳。講道館5段に。柔道指導に招かれ、初めて渡米。
1964年/51歳。東京オリンピックで「柔の形」を披露。
1966年/53歳。柔道指導のために、2度目の渡米。
1967年/54歳。サンフランシスコに桑港女子柔道倶楽部を設立し、本格的に指導を開始。「世界柔道の母」と呼ばれる。
1990年/77歳。勲四等瑞宝章、受賞。
1991年/78歳。心臓のバイパス手術を受ける。
2001年/88歳。アメリカ柔道連盟より、九段を受段。世界で唯一の女性九段となる。
2006年/93歳。女子初となる、講道館九段に。
2009年/96歳。約30年ぶりに帰国。約10日間の滞在で、講道館での講演他行う。
2011年/98歳。アメリカ柔道連盟より十段を授かり、世界で唯一の女性十段となる。
2013年2月9日/99歳。肺炎を発症。サンフランシスコ市内の自宅で死去した。
(略歴は、福田敬子著『つよく やさしく うつくしく』(小学館刊)より引用)

本人への取材や関係者の証言などを交え、様々な苦難に遭いながらも柔道とともに歩んだ、99歳で永眠した福田敬子の生涯を追っていく。

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映画「福田敬子ー女子柔道のパイオニア」

公開日:2016年12月03日
監督:ユリコ・ガモウ・ロマー
出演者:福田敬子/シェリー・フェルナンデス/山口香
上映時間:58分