「グラップラー刃牙の世界」が実現!巌流島『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』-Pt.2

9月17日、舞浜アンフィシアターで開催された巌流島『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』。「グラップラー刃牙の世界」を実現させたかのようなこの大会のリポート第二弾(第一弾はこちら)をMMA Journal特派員のリポートとファイティング・ドキュメンタリー「BLACK&FIGHT」でお送りします!
© BLACK&FIGHT by Xesanat
【お願い】本サイトの写真の無断使用・引用はお控え下さい。ご使用をご希望の際は必ず本サイトのお問い合わせよりご連絡頂きますようよろしくお願いいたします。

巌流島事務局
「全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA」
2018年9月17日(月・祝)千葉・舞浜アンフィシアター

▼第9試合 全日本武術選手権大会トーナメント2回戦第1試合 5分1R
●蓮見隆太(CACC)
一本 4分06秒 ※ヒザ蹴り
〇原 翔太(実戦空手)
※原が準決勝へ進出。
「キャッチレスリング対空手」の異種格闘技戦。タックルでテイクダウンされても蓮見を下からコントロールする原。スタンドでも蓮見の組みに合わせ打撃で圧倒し、最後はひざ蹴り一閃!蓮見をKOし原が準決勝へと駒を進めた。

▼第10試合 全日本武術選手権大会トーナメント2回戦第2試合 5分1R
〇奥田啓介(プロレス)
合わせ一本 1分16秒 ※転落3回
●渡部秀一(空道)
※奥田が準決勝へ進出。
会場を煽るプロレスラー奥田は序盤からタックルで渡部から転落ポイントを奪う。渡部の打撃の制空権に入ると奥田はタックルで間合いを潰す。転落ポイントを加算し奥田が準決勝へ進出を決めた。

▼第11試合 全日本武術選手権大会トーナメント2回戦第3試合 5分1R
●中島大志(相撲)
一本 4分06秒 ※レフェリーストップ
〇西浦ウィッキー聡生(修斗)
※ウィッキーが準決勝へ進出。
ウィッキーの変則的な打撃を被弾しながら前に出て寝技に持ち込もうとする中島。テイクダンされても立つ技術を習得している組み倒されてもガードが固いウィッキーは起きあがり際でも打撃で中島を追い詰める。ウィッキーが腕を取り投げを放つと、中島が立ち上がれなくなり、セコンドがタオルを投入。ウィッキーが準決勝へ進出した。

▼第12試合 全日本武術選手権大会トーナメント2回戦第4試合 5分1R
〇クンタップ・チャロンチャイ(ムエタイ/タイ)
一本 48秒 ※右フック
●KENGO(現代空手道研究会)
※クンタップが準決勝へ進出。
1回戦同様間合いを詰めるKENGO。クンタップは中間距離からミドルを放ち、カウンターで右フック。クンタップの圧力に後退し転落するKENGO。それでも真っ向勝負に挑むKENGOに対しクンタップが左右のフック!倒れたKENGOに追撃のパウンドに行ったところで主審が試合を止めた。

▼第13試合 無差別級(グラウンド30秒、関節技・絞め技は有効) 3分3R
○シビサイ頌真(倉本流武術)
×星風(モンゴル/大相撲)
1R 1’55” 一本 (顔面への膝蹴り)
7月のRIZINに出場するもモンゴル人選手に負けを喫したシビサイ。打倒モンゴル人選手を胸に暴走力士・星風とのスーパーファイトに挑んだ。猪突猛進の星風をテイクダウンしたシビサイはパウンド連打。立ち上がると星風の道着を掴み腹と顔面に膝を打ち込む。倒れ込んだ星風にシビサイがパウンドを打ち込むと主審が試合を止めた。

▼空道ルールワンマッチ
〇伊藤新太(大道塾日進支部)
襟絞め
●安富北斗(大道塾札幌南支部)
ルールが巌流島に近い、着衣総合格闘技「空道」。寝技での関節技・絞め技が認められ、アマチュアなので頭部にヘッドギアをつけて安全性を確保しているとはいえ、頭突きや体重差があれば金的蹴りまで認められているという超実戦ルールだ。空手から発祥し、押出しがないため間合いが近い。近距離で互いの顔面に強烈な打撃を打ち込み、組み付けば投げ、寝技になれば容赦無く締めを狙う闘いに「巌流島」とは違う雰囲気となった。伊藤が襟絞めで安富からタップを奪い勝利した。

▼第14試合 全日本武術選手権大会トーナメント準決勝第1試合 5分1R
〇奥田啓介(プロレス)
合わせ一本 2分19秒 ※転落3回
●原 翔太(実戦空手)
※奥田が決勝戦へ進出。
「相手を頭から落とすバスター」が禁止されている巌流島。プロレス技を封じられたためか、プロレスラー奥田はここまで「転落」ポイントを重ね準決勝まで上がって来た。一方の原は実戦空手をベースに総合格闘家としてもリングに上がっているからこそ寝技になっても順応して見せる。やはりこの試合も「転落」狙いの奥田だが、突如モンゴリアンチョップ、ラリアットを放ちながらタックルを仕掛けるなどプロレスラーとしての意地を見せる。原も払い越しで転落ポイントを奪うも、転落3回を奪った奥田が決勝へと進んだ。

▼第15試合 全日本武術選手権大会トーナメント準決勝第2試合 5分1R
〇西浦ウィッキー聡生(修斗)
合わせ一本勝ち 3分58秒 ※転落3回
●クンタップ・チャロンチャイ(ムエタイ/タイ)
※ウィッキーが決勝戦へ進出。
準決勝第2試合、ムエタイ対修斗の「打」の攻防。クンタップの蹴り足をキャッチしてパンチを放つウィッキー。打撃が交差しクンタップの攻撃が被弾し始めると、ウィッキーが戦術を変え転落でポイントを奪う。さらにクンタップの右ミドルキックをキャッチしたウィッキーが連続して転落ポイントを奪い、ウィッキーが決勝戦へ進出を果たした。

▼第16試合 特別試合(エキシビションマッチ) 3分
△菊野克紀(沖縄拳法空手)
△平 直行(刃牙流武術)
勝敗無し
巌流島のエースとリアルグラップラー刃牙の特別試合。平直行54歳。グラップラー刃牙のモデルとなった武道家。エキシビションマッチとはいえ菊野相手にどう闘うか注目が集まった。引退して16年とは思えない蹴りを菊野に放つ平。一方の菊野もレガースを着用しているとはいえ、容赦ない蹴りで平ボディを打ち抜く。終盤になると疲れが見え始めた平は、自らを鼓舞するように声を出し立ち向かって行く。平が前蹴りを、菊野がボディに突きを放ち、3分間の特別試合が終了した。

▼第17試合 無差別級(グラウンド30秒、関節技・絞め技は有効) 3分3R
×関根“シュレック”秀樹(ブラジリアン柔術)
○鈴川真一(大相撲)
判定0-3
自らのスタイルを色濃く出した両者の出で立ち。廻しをつけた鈴川が上下の打撃でシュレックを翻弄する。グラウンド30秒、関節技・絞め技は有効なルールにも関わらずシュレックの寝技に反応し、さらに柔術着を掴みシュレックの巨体を振り回す鈴川。何とか寝業に持ち込みたいシュレックは立ちからイマナリ・ムーヴで足関節を狙うも鈴川は冷静に反応する。シュレックに疲れが見え始め、動きが鈍くなり、転落のポイントを奪った鈴川が3-0の判定で勝利した。

▼第18試合 全日本武術選手権大会トーナメント決勝戦 5分1R
〇奥田啓介(プロレス)
合わせ一本勝ち 2分06秒 ※転落3回
●西浦“ウィッキー”聡生(修斗)
※奥田がトーナメント優勝。
全日本武術選手権大会トーナメント決勝戦は何と「プロレスラー対プロシューター」の一戦に。転落ポイントを重ねて決勝まで来た奥田は、やはり決勝でも転落を狙う。ウィッキーから転落ポイントを奪った奥田は、さらにタックルを仕掛けると、ウィッキーも体を入れ替え奥田から転落ポイントを奪う。お互い「転落」を狙い出すと、闘技場がポイントを奪い合うゲームと化した。互いにあと一回の転落で負けとなると、それは加速し、武道エンターテインメントの「エンターテインメント」の側面が色濃くなる。プロレスラーとして「巌流島」のルールを咀嚼し、奥田が転落を3度奪いトーナメントを制した。

「グラップラー刃牙の世界」が実現!巌流島『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』-Pt.1はこちら

「巌流島」Official Site