真夏を撃つ!蹴る!斬る!「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」

8月19日(日)東京・大田区総合体育館にて開催された、真夏のキックフェス「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」。

初代スーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦をメインに、KING OF KNOCK OUT 初代フライ級王座決定トーナメント 1回戦を含む全7試合が、真夏の立技フェスを彩る激闘を生んだ。
この模様をHIROKOさん (A-bonD Japan)のリポートとファイティング・ドキュメンタリー「BLACK&FIGHT」とオフィシャル動画でお送りします!
© BLACK&FIGHT by Xesanat Text by Hiroko (A-bonD Japan)
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キックスロード
「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」
2018年8月19日(日)東京・大田区総合体育館

▼第1試合 64.5kg契約 3分5R
水落洋祐(はまっこムエタイジム/元REBELS65kg級王者)
橋本 悟(橋本道場/MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
TKO 4R 1分06秒

▼第2試合 70kg契約
緑川 創(藤本ジム/第8代日本ウェルター級王者)
宍戸大樹(シーザージム/第2代シュートボクシング東洋太平洋ウェルター級王者)
TKO 2R 1分26秒

▼第3試合 初代フライ級王座決定トーナメント1回戦 51.0kg契約 3分5R
大﨑一貴(OISHI GYM)
能登龍也(VALLELY KICKBOXING TEAM)
TKO 2R 1分12秒
フライ級トーナメント、優勝候補で大注目株の大﨑一貴。この選手の事をこれまで知らなかったけど、煽りVとか選手資料をチェックしてみると、これまで8連続KO勝利って、相当ヤバイ!!でも、対戦相手は石井一成をKOしたことのある能登龍也。軽量級ながら、お互いKO率高い選手同士の激突。大会名にふさわしいマッチメイクだわ~♪

ゴング開始から会場の緊張感が半端ない。手数が早い能登の攻撃を、しっかり返す大﨑。全攻撃が力強い。2R、動きは読めたと言わんばかりに序盤からラッシュをかける大﨑。まとめた攻撃は一発一発が重く、そして、正確にヒット。2度のダウンでレフリーが試合を止めたけど、あの能登をまさに「ボコボコ」にしての圧勝。全試合KO宣言、予告通りなるのか楽しみ!!
フライ級のトーナメントも盛り上がるわねー♪

▼第4試合 初代フライ級王座決定トーナメント1回戦 51.0kg契約 3分5R
石井一成(ウォーワンチャイプロモーション/元True4Uフライ級王者)
政所 仁(魁塾)
判定3-0 (50-48、50-47、50-46)
KNOCK OUTフライ級のエースで石井一成が登場。トーナメント初戦の相手は、昨年10月のRIZINで敗れた政所仁。優勝候補の初戦のマッチメイクがリベンジマッチだなんて、KNOCK OUTもなんてエグイ演出!(≧∇≦)

颯爽と入場した石井。KNOCK OUT登場時はまだ幼さが残る好青年って感じだったけど、精悍な顔立ちにはその幼さが抜け、益々のイケメンに!(≧∇≦)

序盤からアグレッシブに攻め合う両者。政所、トリッキーで多彩な動き。石井も負けじと返していく。レベルの高い者同士がシンクロして高みへと昇っている感じ。

後半、両者疲れが見えるが、政所はその攻撃の手を止めない。一方の石井はさらにその上を行き、スピードも威力も上がっているのが分かる。政所が食らいつけば、石井は倍返し。動きのキレが半端ない石井、攻撃する度に、パンツについてるリボンがピュンピュン揺れてる!

終盤、石井がヒザの攻撃を軸に勝敗を決め、準決勝進出。教科書のようなムエタイテクニック。次回の戦いも楽しみ!

▼第5試合 61.5kg契約 3分5R
○ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ/T-Ded 99 Muay Thai Gym/第2代KING OF KNOCK OUT ライト級王者)
髙橋一眞(真門ジム/第15代NKBライト級王者)
判定3-0 (50-48、50-48、50-47)
KING OF KNOCK OUT ライト級新王者のヨードレックペットに、高橋兄弟の長男の一眞が挑む一戦。一眞の入場。ムエタイ最高峰と戦える事に楽しみで全力で行きたいと言ってたけど、入場からヤル気満々だわ。投げたタオルが運よくワタシの足元へ? タオルもらっちゃったし、一眞を応援しないと!(笑)一方のヨードレックペット、背は低いけど、太ももが丸太みたい!こんなので蹴られたらと、想像するだけでゾッとする。

試合序盤、リーチ差を活かした攻撃を仕掛ける一眞、リズムよくヨードレックペットを攻めるけど、タイの王者は、全く返さないし観察している。結構入っているように見えたけど、効いてないのかな。(汗)

一眞の動きがイイ!しっかりと対策を練って練習してきたのが分かる。会場も一眞の善戦ぶりに大盛り上がり。でも、返し始めたヨードレックペットのミドルがヤバイ。森井の顔面を破壊した肘は出せないものの、一打で一打で一眞に主導権を渡さない。一発のローで一眞の体勢を大きく崩す。

一眞の気合ぶりが見てて、応援したくなる。一発もらっただけで、全てが終わるような攻撃を前に時折見せる笑顔。そして、終盤、"よっしゃ!いくぞ!"と気合い入れた掛け声。応援せずにはいられない!!

真っ向勝負の試合は判定へ。盤石の強さでヨードレックペットが勝利。あの強烈な左ミドルをブロックし続けた一眞の右腕は上がらない様子。悔しそうだった一眞、次戦での活躍が楽しみ!そして、絶対王者のヨードレックペット、倒せる人、いるのかな?それ位、強い!!

▼第6試合 61.5kg契約 3分5R
森井洋介(GOLDEN GLOBE/KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王者)
●大月晴明(マスクマンズ/WPKC世界ムエタイライト級王者)
TKO 3R 2分52秒

▼第7試合 メインイベント KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦 64kg契約 3分5R
不可思(クロスポイント吉祥寺 REBELS/RISEライト級王者)
秀樹(新宿レフティージム/K-1 ULTIMATE VICTOR REVOLUTION FINAL -65kg級世界トーナメント 優勝)
判定2-0 (50-49、48-48、49-48)
今大会のメインはスーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦、不可思 vs 秀樹。両者入場から会場湧く。ゴング前からコール合戦!似ている境遇を持つ両者 ― 家族、年齢、主戦場、焦り。

戦前の両者に対してのワタシの印象は、不可思は、前進、チカラ強い、何か起こす。テクニックより、アグレッシブさを優先する不可思の試合は絶対に何か起こる、名勝負ばかり。一方の秀樹の印象。自分の距離、的確、クール。セオリー通りの戦いを淡々と。絶対的に勝利に徹し、不可思とは対照的。

序盤からの試合運びは秀樹か。でも、構わず前進しつづける不可思。秀樹の的確な攻撃をかなりもらっている不可思。倒れそうで、倒れない。

ここから不可思劇場が開幕。ダウン取られそうで取られない。ギリギリのところで闘う。観客はフルラウンド、目が離せない、瞬きも出来ない、そんな激闘。ギリギリの所で、不可思がダウンとった時、おおっー!!って、会場から大歓声が!!インターバルは、両陣営の応援合戦。秀樹の鬼嫁いつか、セコンド離れた席から不安そうな顔みせながら応援していたのが印象的だった。

完全決着のつかなかった勝負は判定へ。判定はいつも、勝者、敗者の立場の明暗を分ける。厳選なレフリング、ジャッジングをもってしても、このKNOCK OUTの舞台で、判定は不条理すら感じる。手を挙げられたのは不可思。コール直後はフーっと呼吸整えて、勝利を実感し始めている様子。この勝利の重みが伝わり、ワタシもウルっときた。

大会エンディングで金色のテープが打ち上がる。KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座のベルトを巻いた不可思、その中でキラキラしていて神々しい。「通過点、もっと上を目指したい」と爆勝宣言。やっぱカッコイイ!一方、敗者の秀樹は、リング上とはうって変わって、その存在を消し会場を後に。いつかは涙してた。 復活をみたい!

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