マルジェラの創造性と仕事術—「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“」

常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して⼀切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、そのすべてが謎に包まれていた。

しかし本作では、初めてマルジェラ本⼈が制作に協⼒。これまで⼀切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティにいて、そして⾃⾝に影響を与えた祖⺟や⼦供時代について、重い沈黙を破って本⼈の⾔葉でつづる、これまでにないドキュメンタリー映画。

マルジェラのアトリエ
2009年春夏コレクション

不可能とも思えたこのドキュメンタリー映画を作り上げたのは、マルジェラ同様、アントワープ王⽴芸術学院出⾝のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を⼿掛けたライナー・ ホルツェマー 。難攻不落と思われたマルジェラ本⼈の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにしていく。

マルジェラ自身によるドローイング
『Margiela / Galliera 1989-2009』展の準備中
10番マルジェラ・メン。マルジェラはメンズラインを「コレクション」ではなく「ワードローブ」と呼んだ。

ドローイングや膨⼤なメモ、初めて⾃分で作った服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーだった祖⺟からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった⾜袋ブーツの誕⽣、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退――その全てをカメラの前でマルジェラ⾃⾝が明かしている。

初めて自身で作った服。「既にマルジェラっぽい」とは本人の談。
四隅の白いステッチがマルジェラの目印

型破りでエレガント、突然の引退から10年以上経った今も⼤きな影響⼒をもつ謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラ。なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか?⾰新的、繊細で優しく、かつ⼤胆不敵、本質を⾒極め、決して妥協しない。マルジェラの創造性と仕事術、その全貌がいま、初めて明かされる。

デビューショーのランウェイ。
初期マルジェラのアクセサリー代表作の一つのコルクネックレス。

本作の監督のライナー・ホルツェマーは、難攻不落と思われたマルジェラ本⼈の信頼を勝ち取り、「こ のドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、ドローイングや膨⼤なメモ、初めて⾃分で作ったバービー⼈形の服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーの祖⺟からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった⾜袋ブーツの誕⽣、世界的ハイブラ ンド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして 51歳にして突然の引退――これまで⼀切語ること のなかったキャリアやクリエイティビティについてカメラの前でマルジェラ⾃⾝が語る、貴重なドキュメン タリーを作り上げた。

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”

Martin Margiela: In His Own Words(ドイツ、ベルギー/2019 年/90 分/16:9/英語、フランス語)
監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー(『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』)
撮影:トゥーン・イレハム
編集:ヘルマー・ユングマン
⾳楽:dEUS/
出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッ
ジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか
⽇本語字幕:額賀深雪
© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions

9月17日(金)
渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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