WESCO 100 YEARS「West Cost Shoe Company: The Boots that Stand Gaff」

アメリカのハイエンドなワーク・ブーツ会社〈ウエスコ〉。1918年創業、世界的なブーツカンパニーでありながら、従業員30人規模のローカル・ブランドだ。そのウエスコの100周年を記念した「West Cost Shoe Company: The Boots that Stand Gaff」が5月20日に発売される。

貧しいオランダ移民の家庭に生まれた創業者、ジョン・ヘンリー・シューメイカーは15歳でシューズ職人としての道を歩み、40歳で〈ウエスコ〉を創業した。

本書は、その後4代に渡って続くファミリー・ビジネスを築いたシューメイカー家の大河ドラマのような内容となっている。
「映画のような話だなぁ」と惹き込まれたことは、ジョンの父親が「シューメイカー(靴職人)」ではなく「大工」だったことにある。何と、ジョンは、たまたま通りかかったブーツ会社の求人広告を見て靴ビジネスの世界に飛び込み、その後本物のブーツ職人として独自のスタイルを築き上げたのだ。まさに叩き上げの職人だ。

 

さらに彼の息子・孫たちは「シューメイカー」という家名にいつしか使命感を背負いながら、祖父の偉業を守り続けてきた。「出来すぎたサクセス・ストーリー」が嘘偽りなく存在していたことが、この本の面白さだ。

出版社からのコメント
ウエスコの歴史は1918年、木材の大量需要で好景気に沸いたオレゴン州ポートランドからスタートしました。しかしすぐに経営が軌道に乗ったわけではなく、1929年の世界恐慌期には倒産の危機に直面。それでも夢を抱いてミシガン州から西海岸へ移住した創業者ジョン・ヘンリー・シューメイカーには不屈の精神がありました。「履き心地が良く、耐久性に優れ、堅牢なブーツであること」—–そんなモットーを掲げながら、ウエスコはハイクオリティなワークブーツを黙々と100年間作り続けてきました。その歴史は20世紀のアメリカ合衆国の繁栄を陰で支え、”もうひとつのアメリカンドリーム”だったといえるでしょう。 その100年をまとめた本が完成致しました。

計270ページには、1000点以上の歴史的資料がたっぷり詰め込まれ(本体はブーツケース入)、それは20世紀のアメリカで起きたカルチャー史の一幕でもある。

〈ウエスコ〉ファン、ワークブーツ・マニアのみならず、「Made in U.S.A.」愛好家にも十分楽しめる一冊となっている。

 

 

WESCO 100 YEARS「West Cost Shoe Company: The Boots that Stand Gaff」

本文270頁
言語:英語/日本語併記
著者:田中凛太郎
発行:CYCLEMAN BOOKS
発売:株式会社テンプリント
サイズ:256×256mm大型本*ブーツケース入
定価8,800円(+税)
発売日:2018年5月20日
お取り扱い店:BEAMS、蔦屋書店、青山ブックセンター、ジュンク堂書店、amazonn他